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札幌本部

2021.03.11

北大入試行われる

 2021年度前期日程の北海道大学個別学力検査が2月25日に実施された。毎年全国各地から集まる受験生にとっては降雪による公共交通機関運行への影響が懸念される。今年はJR北海道の一部路線で運休が発生したものの、札幌付近では晴れ間も時折のぞく穏やかな天気で受験日和となった。

 農学部校舎は例年と同様、「第一試験場」として使用された。新型コロナウイルス受験ということで、会場を増やして一部屋の受験生の人数を減らす対策がとられた。試験場は募集要項に記載されていた7箇所から11箇所に増設され、農学部においても4階大講堂をはじめ10以上の教室が試験室として使われた。

農学部中央2階に設置された試験室の案内板

 また、1科目終了毎に5分間の換気時間を設ける等の対策も行われていた。試験中も教室の扉は開け放してあり、道外の受験生にとっては慣れない寒さとの戦いでもあったのではないだろうか。

 受験生の保護者たちは試験時間中、構内を散策したり、休憩したりして過ごしていた。クラーク会館では、大学準備や生協が管理するアパートについての情報が得られる生協主催の「保護者説明会」も開催され、保護者たちが参加していた。

クラーク会館で行われた生協主催の「保護者説明会」に集まる人たち

 試験会場の下見ができる試験前日から試験当日にかけて、大学構内は受験生の親子連れの往来が目立ったものの、例年行われる在校生による構内案内やサークル勧誘などはほぼなく、静かな受験日となった。

 また、合格発表については、本年も去年に引き続いて構内掲示はなく、3月6日にWEB上でのみ合格者受験番号が掲載された。

(さっぽろ農学校リポーター・市村恵美=D2=、写真も)

 最上段の写真(アイキャッチ画像):「第一試験場」の看板が掲げられた農学部校舎。受験日当日の農学部では、正面玄関内で受験票の確認が行われていた