2022年10月31日～11月2日、2022年度の収穫祭が行われました。「カボチャリレー」などの秋らしい企画がある中、名物企画の「綱引き大会」では、過去最多の16チームが参加しました。

　　参加チームが増えた今年は、昨年度のような総当たり形式ではなく、1度負けたら敗退のトーナメント戦形式で行われました。１、２回戦を勝ち上がった4チームは、昨年度準優勝の森林3年生チーム、ラグビー部を中心に編成されたバルキンX、2連覇中の畜産4年チーム、そして畜産3年チーム。最終日の11月2日には、この４チームによる準決勝、決勝戦が行われました。

　　ルールは昨年度と変わらず以下の通り。

・1試合当たり1チーム＝男性8名（女子は2名で1名換算）。女性だけなら16名まで参加可能

・北サイド、南サイドに分かれて、最大3セット戦う。先に2勝したほうが勝利。1勝1敗の場合はサイドの選択を代表者のじゃんけんで行う。（南サイドは湿気が多くて滑りやすいため不利となる）

・綱の中央部分を自陣方向へ2メートル引き込んだチームの勝ち。

　　また、今年度も「新型コロナウイルス感染症対策　ガイドラインについて」（公益社団法人日本綱引連盟　20220630）に準拠し、充分な感染拡大防止対策の下、実施されました。

■■準決勝第1試合　森林3年生チームVSバルキンXチーム■■

　　男子を中心に編成されているバルキンXに対し、女子が中心となり人数が多い森林3年生チームという非常に対照的なチームによるマッチアップでした。

代表者じゃんけんで森林3年生チームが勝利し、北サイド＝森林3年生チーム、南サイド＝バルキンXチームで3本目が行われました。

白熱の大接戦の結果、森林3年生チームが劇的な勝利を収めました。

■■準決勝第2試合　畜産4年チームVS畜産3年チーム■■

　　畜産学科の先輩後輩による対決。実はこの2チームは１，２回戦で畜産学科のチームを倒して勝利してきています。

・畜産4年は、1回戦で「わかわか（畜産2年）」、2回戦で「遺伝繁殖学研究室+畜産有志（畜産研究室）」に勝利。

・畜産3年は、1回戦で「応用食品科学研究室（畜産研究室）」に勝利。

　　実質的な“畜産最強”を決めるこの戦いに、先に敗北した畜産の先輩後輩が固唾をのんで勝負を見守りました。

　　勝負は、畜産4年チームがストレート勝ちを収め、先輩の貫録を見せつける形となりました。先輩たちの猛攻を受け、畜産3年チームは成す術がありませんでした。

■■決勝戦　森林3年生チームVS畜産4年チーム■■

　　 決勝戦のカードは、奇しくも昨年度と同じになりました。昨年度優勝の畜産4年チームと準優勝の森林3年生チームです。

　　第1セットは森林3年生チームが北サイドとなりました。有利な場所で1勝したい森林3年生チームでしたが、死闘の末、不利な南サイドの畜産4年チームが勝ちました。

　　第2セットは畜産4年チームが北サイドです。スタートの合図とともに綱が北側にみるみるひかれていき、勝負は決着しました。畜産4年チームの見事なストレート勝ち。なんと３年連続の優勝です。

優勝した畜産4年チームには、優勝トロフィーとラム肉3キロが贈られました。

　　準優勝の森林3年生チームには賞状と、ラム肉1.5キロが贈られました。また、バルキンXと畜産3年チームにより行われた3位決定戦は、バルキンXの勝利となり、バルキンX代表に賞状が贈られました。

　　3連覇という偉業を果たした畜産4年チーム。来年度以降参加するのかを尋ねたところ、畜産同期でチームを組むのは今年が最後とのこと。「来年度以降は各自が所属する研究室で参加し、優勝を目指したい」と話していました。

　　優勝候補だったバルキンXに勝利したものの、惜しくも2年連続の準優勝となった森林3年生チーム。来年度も優勝候補の一角になること間違いなしです。

　　惜しくも3位となったバルキンXチーム。森林3年生チームとの死闘で、大いに収穫祭を盛り上げてくれました。

　　男の力だけでは勝てないことが改めて浮き彫りとなったとも言える今年度収穫祭。来年はどのチームが優勝するのでしょうか。

　　全試合の結果はこちら

（さっぽろ農学校リポーター・林芳弘＝D3、写真も）