札幌本部
2021.12.22
札幌にいきなりのドカ雪

例年にないほど初雪も根雪も遅れた今年の札幌。今年は雪が少ないのかなと思っていた矢先、12月17日から18日にかけて、いきなり記録的なドカ雪が降りました。
札幌管区気象台によると、18日午前5時までの24時間の降雪量は、札幌市中央区で55 cm。1999年の統計開始以来の最大値となりました。小樽市では午前2時までの24時間降雪量が53㎝と、これまでの最多記録を5㎝上回り過去最高でした。

北大構内も当然ながら大雪に覆われ、メインストリートも一気に白い道に変わりました。「ここにきて帳尻を合わせなくてもいいのに…」という学生の声もちらほら。「翌日は自宅で3時間かけて除雪した」と話す教員もいました。

この大雪の前はわずかな降雪があっただけで12月16日の最深積雪はゼロ。ほとんど降っていなかったと言ってもいいくらいです。初雪は平年より18日も遅い11月19日。長期積雪(根雪)の初日は平年が12月6日ですが、道路にはしばらく雪がない状態でした。気温も15日の日最高気温がプラス0.6度などと比較的高い状態が続いていました。


それだけに、12月16日まではまだまだ自転車に乗って大学に通っていた人が多く、17日にも農学部校舎周辺やクラーク会館前には、ずらりと自転車が駐車してありました。そのため、この急な大雪にすっぽり埋もれてしまった自転車も続出しました。

17日以降は積雪が多く、22日午前7時時点では35㎝。17日が長期積雪(根雪)の初日となりそうです。急に本格的な雪シーズンへと突入してしまった北海道大学。今年こそはコケる姿を披露しないようにしたいと思います。
【最上段の写真は、2夜明けて晴れた19日朝の北大農学部校舎。一部の自転車は埋まったままだ】
(さっぽろ農学校リポーター・林芳弘=D2=、写真も)