農学部自治会主催の2021年度収穫祭が10月25日から29日まで、農学部正面玄関前道路で開催されました。

　毎年恒例で行われている収穫祭の目玉は、綱引き大会です。1チーム8人（女子は2人で1人にカウント）ずつで対戦し、2本先取したチームが勝利となります。今年は全部で12チームが参加しました。

　25日から27日までの３日間で、予選グル―プ戦が行われ、４つのグループで勝利した畜産3年、森林2年（その1）、畜産2年A、生物化学の計4チームによる決勝リーグ戦が29日に行われました。決勝リーグは4チームによる総当たりで勝ち数の多いチームが優勝となります。

　前日に降った雨で地面が滑りやすい悪条件にもかかわらず、各チームは熱戦を繰り広げました。

　綱引き大会らしく、非常に伸長の高い男子や、中には相撲部の学生が最後方に構えるチームが多くみられました。また、女子が2人で1人にカウントされるため、各チーム女子が多いのも印象的でした。一見単純そうにみえる綱引きという競技ではありながらも、人員の配置や女子の人数調整など、北大生らしい頭脳戦の一面も見られました。

　また、予選グループ戦ではすべての試合が２対０のストレートで決着しましたが、決勝リーグ戦では実力伯仲の組み合わせも多く、両チームが１勝ずつした後、３試合目で決着するという接戦もありました。

　ちょうど観戦席となった玄関前の階段には多くの学生たちが集まり、綱の両側のチームに声援や拍手を送ったり、写真を撮ったりしていました。

　優勝はすべての試合に勝った畜産3年チーム、準優勝は畜産３年と熱戦の末に惜敗した森林2年チームとなりました。同チームは「２年生優勝」にも輝きました。生物化学は畜産２年Ａには勝ったものの、他の２チームに敗れました。

　優勝した畜産３年チームには、賞品ラム肉3.0キロがプレゼントされました。畜産3年チームは、昨年度も優勝しており2連覇を果たしたこととなります。

　準優勝兼2年生優勝の森林2年（その1）チームには賞品ラム肉1.5キロがプレゼントされました。

　大会当日は、農学部自治会による十分な検温・消毒により、コロナ過においても感染症に配慮された大会運営が実施されました。大会参加者、農学部自治会の皆様お疲れ様でした。

（さっぽろ農学校リポーター・林芳弘＝Ｄ２＝、写真も）