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札幌本部

2020.10.29

対面授業が再開 構内に活気

 

 9月28日より農学部の後期授業が始まった。前期日程ではほとんど実施されなかった対面授業が再開し、農学部構内に活気が戻ってきている。

講義・研究のために農学部に登校する学生たち

 北海道大学は新型コロナウイルス感染拡大防止のために行動指針を策定、教員や学生はこれに沿って勤務や登校などをしている。今年3月以降の全国的なコロナウイルス拡大に伴い、4月中旬から授業はオンラインでの実施を原則としていた。課外活動も禁止され、キャンパスにはほとんど人影がない状態が数か月続いていた。

講義室で、着席禁止の張り紙に従い、間隔をあけて着席する学生たち

 7月10日に指針の行動制限レベルが下がり「感染拡大防止措置を講じた上で、対面で実施する」に移行したものの、前期日程の授業の大半はオンラインを継続し、教室に学生が集うのはテストや実験授業などごく限られた時間のみだった。

各講義室の入り口にはアルコール消毒液が配置されている

 後期日程からは、大半の科目で、対面授業が再開した。教室では、席の間隔を空けるための張り紙やアルコールを設置するなど、感染防止対策が行われている。授業の合間の休憩時間には、廊下に学生の声が響く。この規則正しい喧騒を聞くのも半年以上ぶりだ。

登校する学生の増加に伴い、数を増した校舎前の自転車

 また、学部前にとまる自転車の数や廊下を歩くとすれ違う人の数も増えた。コロナウイルスの流行に、まだ歯止めはかかっておらず予断を許さない状況ではあるが、日常生活が戻りつつあることを嬉しく思う。

(さっぽろ農学校リポーター・市村恵美=D2=、写真も)

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 ※「さっぽろ農学校リポーター」の市村さんが取材・執筆した初原稿です。今後、母校の様子を、院生の目で時々伝えていただきます。読者のみなさん、記事のご感想やリポーターへの激励の言葉などを、ぜひ事務局へお送りください。info@alumni-sapporo.or.jp