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札幌本部

2023.06.24

園遊会4年ぶり開催 200人が語らい楽しむ

当会主催の第30回ガーデンパーティー(親睦園遊会)が23日(金)夕、北大植物園で開催されました。新型コロナウイルスの影響で3回中止されていたため、開催は2019年以来4年ぶりです。

この日、当初心配された降雨は避けられ、曇天の下、道内外から会員と家族、来賓ら計201名が集い、新緑美しいロケーションの中、ビールや料理、音楽、そして旧友らとの語らいを楽しみました。

【幅広い年齢層の同窓生たちが集い、ゆっくりと語り合うことができた園遊会】(小野芳樹「さっぽろ農学校」リポーター撮影)

これまでの参加者は札幌を中心に道内会員が多かったのですが、今回は同日午後に同窓会役員・代議員集会を開催したこともあり、道外会員も多くなりました。また、学内の教職員が約30人、学生が約30人と学内勢もかつてなく多くなりました。未確定ですが参加者総数は過去最多級とみられます。

今回は宝金清博北大総長が歴代総長として初めて来賓参加、横田篤、山口淳二両理事・副学長、交友会エルムの杉江和男会長も参加しました。

今回の料理は、石狩管内の農家のお母さんたちでつくるグループ「ケータリング美利香(ぴりか)」が初めて担当。千歳、恵庭、北広島、江別、札幌、石狩市で穫れたばかりの野菜と魚類を食材にした、メンバーによる手作り料理が、テーブルに所狭しと並べられました。火器も使って温かい焼きそばやピザ、味噌汁なども振舞われ、参加者には多くの料理の美しさや美味しさが大好評でした。

また、北海道農民管弦楽団(農民オケ)の主宰者である同窓生の牧野時夫さんが率いる「トリオマモーレ」の演奏が行われ、ヴァイオリン、フルート、ピアノによるクラシック音楽やアレンジされた「都ぞ弥生」など親しみのある曲が、園内の空気を和やかにまた華やかにしました。園遊会での音楽演奏は今回が初めてです。

前回まで、同窓会員が製造に携わったワイン二種(ふらのワインと登醸造の「セツナウタ」)が試飲提供されましたが、今回はこれに北大ワインが加わり、さらにいずれも同窓会員が手掛けた厚岸のウイスキー「小満」、積丹のジン「KIBOU」、余市の有機ブドウジュース、東京のクラフトコーラ「伊良(いよし)コーラ」も試飲提供されました。

開会と同時に、松井博和理事長が挨拶、宝金総長が北大創基150年記念事業などについてミニスピーチを行い、4月に農学研究院長に就任した野口伸教授が乾杯の音頭を取り、開宴しました。

また、新任教授が参加者の前に出て、一人ずつ紹介されました。コロナ禍で園遊会が中止された3年間の新任も含めて計16人でした。

また、同窓会が「さっぽろ農学校サポーター」とともに編集し、発行したクラークブックスの「エルムブックレット」第一弾、横田篤顧問(北大理事・副学長)著『北海道大学発展の歴史とSDGs』がこの日、東京の印刷所から到着し、お披露目されました。横田顧問と出版を担当した寿郎社の土肥寿郎社長が挨拶しました。

参加者全員分のクラフトコーラを差し入れた伊良(いよし)コーラ=東京=の小林隆英代表、ケータリング美利香事務局の中村由美子さんもマイクを取り、会員たちにメッセージを送りました。

「都ぞ弥生」の合唱は、松浦英幸会員の口上に続いて行われました。参加者全員が肩を組み、芝生広場いっぱいの一つの円となってつながり、歌声は樹々に沁み入っていきました。

【肩を組み『都ぞ弥生』を歌う参加者たち】(小野芳樹「さっぽろ農学校リポーター撮影)

参加者からは口々に「料理が美味しかった」「音楽が素敵でした」「スピーチがいずれも簡潔で流れが良かった」などの感想を聞きました。大阪から初めて参加した会員の一人は「素晴らしい園遊会に参加させていただきまして嬉しかったです。感動しました」と話していました。

【終宴後、参加者を見送る松井博和理事長】(小野芳樹「さっぽろ農学校」リポーター撮影)

事務局  (注なき写真は櫻井徳直「さっぽろ農学校」特別講師が撮影)

※ 参加者のみなさん。園遊会や遠友夏学校、役員代議員集会に関するご意見・ご感想を事務局にお寄せください。 info@alumni-sapporo.or,jp