札幌農学同窓会報第56号が６月12日、完成しました。６日から印刷に入り、乾燥などの工程を経て、順次、折って製本されています。その出来上がりの最初の数十部が12日、事務局に届きました。15日以降、会員の皆さんに向けて、発送作業を開始できる見通しです。今回の発行部数は約9000部。

　前55号よりも８ページ（４割）多い28ページ建て。写真55枚、図表４、手描きイラスト５枚と、全体としてビジュアル化が進みました。すべてのページに写真又は図を配し、紙面の「白っぽさ」の解消を図っています。

　特に、同窓会の年間最大のイベントである親睦園遊会（ガーデンパーティー）の記事（ｐ8~ｐ9）には写真９枚を盛り込み、より多くの参加者の顔が見えるようになっています。東京、大阪から寄せられた写真も掲載。『恩師を悼む』のコーナーにも何人かの方々から御写真をご提供いただきました。

　例年にはない記事の一つに、「農学生緊急支援プロジェクト」関連の記事があります。ｐ2~ｐ3に見開きで配置しました。プロジェクトは、新型コロナウイルスの影響で生活が困窮している現役学生を緊急に支援する取り組みで、５月28日にスタート。同窓会の多くの会員から続々と届く支援金を、受給申請のあった学生の比較的困窮度の高い人から支給を開始したり、学生にバイト情報を提供したりしています。記事は学生の実態やプロジェクトの全体像を伝えています。

　今回の56号編集作業は、「新型コロナウイルス」との闘いでもありました。学生も教員も大学に来ない日時が増え、同窓会の会議や園遊会までも相次いで中止または延期に。その分、例年にない新たな対応に追われました。農学生支援プロジェクトも同時に急ぎました。そのような事情から、発行が例年よりやや遅れましたことを、皆さまにお詫び申し上げます。（事務局）